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新型コロナウイルスの影響による休校期間、高校生はどう過ごしている? 97.5%がインターネット使用頻度/時間が増加、70%が1日の勉強時間は2時間以下と回答

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【トピックス】
・全国のほぼ100%の学校で休校措置を取っている一方、オンライン授業を実施中または実施予定の学校は30%に留まる
・83%が生活が不規則になったと回答、1日の勉強時間は「1〜2時間」「全くしない」の回答が約70%
・インターネットの利用頻度・時間の増加はほぼ100%、InstagramやYouTube等のSNSの使用増加が顕著
・高校生が今思うこと:医療従事者の方々には頑張ってほしい、今は辛いけど家にいて収束したらとにかく友達と会って遊びたい!

 

日本全国47都道府県の女子高生・男子高生ネットワーク『高校生ラボ★47(https://47hslabo.jp/)』を運営する株式会社エイチジェイ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:池田 隼人)は、日本全国の現役高校生300名を対象にアンケートを実施し、新型コロナウイルスの影響により休校期間となっている現在、高校生がどのように過ごし何を思うのかを調査いたしました。

【全国のほとんどの学校が休校も、オンライン授業の実施は30%に留まる】

”現在通っている学校は休校中ですか?”という質問には、97.5%とほぼ全ての回答者が「はい」と回答しました。
その他として、週に1,2回のみ登校日があるという回答もありました。
その一方、”オンラインでの授業を実施中または実施予定ですか?”という質問では「はい」の回答が30%に留まり、休校期間中の学校でも約7割はオンラインではない自主学習を主としている事がわかりました。
休校期間中の勉強は自宅での自主学習をメインとしているのに対し、1日の勉強時間について質問したところ全体の約40%が「1〜2時間」と一番多く、「全くしていない」という回答も28.4%という結果に。全体の約70%が1日の勉強時間が2時間以下という事がわかりました。

”自宅学習について不安に思うことはありますか”という質問では、「家だとやる気が起きない、集中できない」という回答が最も多く、「自分での進め方がわからない」「わからない事があってもすぐに聞けない」「他の子がどの位進んでいるかわからないので差がついていそう」「受験勉強がうまく進められなくて不安」といった回答も見られ、多くの高校生が自宅での学習に不安を抱いているようです。

 

【83%が生活が不規則になったと回答!約3割の高校生がお昼頃に起床、午前2時過ぎに就寝】

”通学していた頃と比べて不規則な生活になったと感じますか”という質問では80%以上が「はい」と回答。学校が休みになり決まった時間に起きなくてもよくなった事で、通学していた頃と比べて遅く起き、遅く寝る学生が増えているようです。
起床・就寝時間を質問したところ、「お昼頃に起きる」、「午前2時頃に寝る」の回答が約30%と一番多く、普段授業や部活で起きていた時間と比べかなり遅くなっていること、それに伴い就寝時間も遅くなっているころが見受けられます。

 

【外出する頻度は減少、約80%が週2,3日以下と回答。外出理由の3位が「アルバイト」】

外出頻度に関しての質問では、「週に2,3回」の回答が最も多く37.3%、「週に1回」と「1日1回」が次いで多く、「外出していない」は13.4%と、緊急事態宣言が全国を対象に拡げ外出自粛要請が出ている中、ほとんどの高校生が外出を控えてお家で過ごしていることが窺えます。
外出理由に関しての質問では「食料品などの買い物」が一番多く、次いで「運動」となりましたが、次点で13.5%が「アルバイト」となっており、休校期間中でもアルバイトに出たり、友達に会う為や習い事等で外出している子も少なからずいる事もわかりました。
”外になかなか出れない事にストレスを感じますか?”という質問では、75.5%が「はい」と回答。
”おうちでのストレス解消法はありますか?”という質問では、「友達と電話やビデオ通話で話す」「ストレッチや筋トレ、ダンス等の家でできる運動をする」という回答が最も多く、「カラオケにいけないのでお風呂で歌う」「いっぱい寝る」「映画や動画をたくさん観る」といった回答も見られ、なかなか外出できないストレスは感じつつも自分なりのリフレッシュ方法を模索しているようです。

 

【インターネットの利用頻度・時間の増加はほぼ100%、InstagramやYouTube等のSNSの利用増加が顕著】

”インターネットの使用時間・頻度は増えましたか?”という質問では、実に97.5%が「はい」と回答。ほぼ100%の高校生がインターネットの使用が増えたと回答しました。
”オンラインで何の使用時間が一番増えましたか?”、”おうち時間は主に何をして過ごしていますか?”(複数選択)という質問ではどちらも上位3つが「Instagram」、「YouTube」、「TikTok」とSNSの使用増加が顕著にあらわれています。Instagramのストーリーで友達同士で回し合う「身長リレー」「にんじんバトン」「しりとりリレー」等が流行っているのもInstagramの使用が増えた理由の1つ。他にはAbemaTVやHulu等のオンライン動画サービスの視聴も増えているようです。

 

SNSの利用頻度が増える中、”新しくフォローした芸能人、インフルエンサーはいますか?”の質問には40%が「はい」と回答。
この期間でSNSの投稿を増やしたりライブ配信を始めた芸能人も多く見られ、フォローした人では渡辺直美さん、EXITさん、YOSHIKIさん、GACKTさん、ムロツヨシさん等の芸能人の方や、高校生に大人気のAbemaTV恋愛リアリティショー「今日、好きになりました。」に出演している、出演していた高校生インフルエンサーをフォローしたという回答も多く見られました。
”新しく入れたアプリはありますか?”の質問でも43.8%が「はい」と回答し、約半数がこの機会に新しくアプリを入れていることがわかりました。
オンライン授業や友達とビデオ通話で話す為の「Zoom」や、暇つぶしができるゲーム系のアプリ、「TVer」「Amazonプライム・ビデオ」「Hulu」などのオンライン動画サービス、家でのトレーニングや筋トレができるアプリ、英語等の勉強系のアプリ、動画編集アプリ等を新しく入れた子が多いようです。

 

【友達に会いたい、けど家にいよう!医療従事者の方々頑張って!未曾有の事態で高校生が今思うこと】 

”外出自粛要請が解除されたらまず何をしたいですか?”の質問では、「友達に会いたい」という回答が一番多い結に。次いで現在休園中で行く事のできない「ディズニーランド/シーに行きたい」、3密の条件に一致するとして現在多くが休業している「カラオケに行きたい」、今はなかなか家から出れず遠くに行くことができない状態なので「旅行に行きたい」、「学校に行きたい」といった回答になりました。やはり休校期間中で友達と会えない、遊べない、今まで普通にしていた学校での授業や部活、友達との触れ合いがないという状況は高校生にとって辛い状況だと窺えます。

現在の状況に関して思うことの自由回答では
「今我慢したら後にいいことがきっとあるはず!今やってる行動がいいかどうかを考えて行動しようと思った。また、学校に行く楽しさ、学校という場所がどれだけ勉強する気になれるかを実感した。(東京都・高3)」
「家に居るのがストレスになってもコロナになるよりマシだから家におらないとダメ‼︎ でもやっぱり友達に今すぐ会いたい‼︎(兵庫県・高3)」
「遊びに行っている人のストーリーを見ると危機感がなさすぎると思う。緊急事態宣言が延長されるのかも、いつ学校が始まるのかもわからず、不安。(埼玉県・高3)」
「みんな我慢をして自粛しているのに、なんで外に出て遊んでいる人がいるのかが分からない。外に出たくなくても仕事で外にでないといけない人だっているのに、若い私たちが今我慢をしないでどうするんだって思ってます。(福岡県・高1)」
​「若者もそうですがお年寄りがコンビニやスーパーのバイトに対する態度も変わっていると聞きました。一刻も早くこの状況を終わらせる為にとみんなが協力出来ていない現状にもどかしいです。(千葉県・高3)」
「若者ばかりが外出しているという報道に腹が立ちます。インタビューで高齢の方が「若者が家に居てくれれば俺たち高齢者が出歩いててもかからん」と言っているのを見て凄く腹が立ちました。 医療関係者の方は家にいる私たちより恐怖の毎日だと思いますが、体に気をつけて頑張って欲しいです。(岐阜県・高3)」
「医療系の方々の力になりたいと思うし、関係者様の健康と安全を願うばかりです。医療従事者が感染することによって自分が医療系に進路を進めようとしていたので不安が大きくなりました。(茨城県・高3)」
「医療従事者の人への励ましの言葉がたくさん拡散されていて温まる。色んなアーティストの方々がSNS等でライブを公開したりしてなんとか家で楽しんでもらえるようなコンテンツを設置してくれていてありがたいなと思います。(東京都・高3)」
「今日本ではたくさんの人ががんばっているので、 私もそんな人たちのようになれるように、今は勉強をがんばりたいです!(大分県・高2)」
といった声が寄せられました。

全国規模で緊急事態宣言が出されるという未だかつてない状況の中、多くの高校生たちはいつ休校が解除され学校が再開されるのかがわからない不安や、その中でも遊びに出かけている同世代がいることに憤りを感じながらも、外出自粛の必要性もしっかりと認識し、最前線で闘う医療従事者の方々への感謝と敬意を感じながら休校期間のおうち時間を過ごしています。

調査期間 :2020年4月22日(水)〜24日(金)